2019年度の活動

2019年度は、震災から8年以上が経過した今だからこそ被災地が抱える課題は何かを学生が考え、4つの班に分かれて新しい活動を企画しました。

(コミュニティ支援班、三陸PR班、他団体連携班、防災企画班)

 

また班をまたいで、委員会全体でもこれまで同様に活動を行いました。

2019年度の活動はミーティングから始まり、最初に学外を離れて行った活動は5月の陸前高田市研修でした。午前中は陸前高田市の東日本大震災の被害・教訓を学び、午後からは各班に分かれて、今年度の企画について陸前高田市のみなさまにご意見をいただきました。

 

8月には、陸前高田市のうごく七夕祭りで、和野地区の山車を引くボランティアに参加しました。また、同じ日、三陸防災復興プロジェクト2019のクロージングセレモニーも開催され、当委員会からも代表者が出席し、展示ブースにおいて活動を紹介しました。

 

9月に発生した台風19号は、東日本大震災津波の被災地に再び大きな被害をもたらしました。岩手に台風が襲った二日後には、当委員会の有志で大学構内に散乱した木や葉の清掃をしました。その後、他大学の学生と共に山田町の泥かきなどのボランティアに参加しました。

 

10月の不来方祭では、三陸名物いかぽっぽを販売し、その売り上げは台風19号で被災した三陸鉄道さんへ寄付しました。

 

11月には、防災企画班が「防災しよう~非常時にかばんの中身は役立つか~」ワークショップを開催。学内外からも参加者が集まり、普段のかばんの中身を共有し、自分にとって必要な物は何か、それを自分自身で準備しておくことを確かめ合いました。ワークショップ後半で行ったパラコードのアクセサリー製作は、7月に開講していただいた、陸前高田市の防災マイスターによる講座で学んだことが生かされました。

 

通年で行っていた活動は月に一度の、陸前高田市のみちくさハウスの子ども支援活動です。

 

また、ご紹介できませんでしたが、これ以外にもさまざまなボランティアに参加しました。


2020年度の活動


2021年度の活動

 今年度から委員会の区分けを委員とサポーターに加え、その中で4つの班に分かれて活動をそれぞれ進める形を取ることにしました。コミュニティ班、イベント班、防災班、プロダクト班の4つの班で構成されます。班分けした理由の一つに委員会の規模が大きくなったことで、中心に活動をしている委員メンバーが多くなったことがあげられます。メンバーが多いことで、従来のようにみんなで一つのことに向かう方法では効率が悪いと考えました。もちろん委員会は各班が集まってひとつなので、班の行き来は活動を通して可能です。各班の決定に合わせて、活動に協力したり参加したりします。

 以下に各班の活動紹介を載せていきます!

 

 まずは、コミュニティ班からです。

震災により盛岡に転居してきた方々が住む災害公営住宅である南青山アパートを主な活動場所とし、そこの入居者の方々との交流、サポートなどを目的に活動しています。学生だからできる強みを活かした活動、お互いに知識を共有し学びあえる関係構築を目指した活動をもっともっと行っていきたいと考えています!

 次にイベント班です。

イベントプロジェクトは、今年度の目標である【過去と未来、三陸とひとをつつなぐ】のもと、三陸の過去を振り返りながら、これからを応援する活動をしています。三陸の魅力を沿岸地域外に広く発信していきます!

 最後に防災班です。三陸委員会ここよりの前進は、震災後のボランティアを目的に活動をしていました。震災から10年を迎えた今、ハード面からソフト面の支援へと移行しつつありますが、日本では未曾有の災害が毎年にように発生しています。防災という観点は私たちの生活に欠かせません。そこで、防災に関心のあるメンバーが集まって防災意識を自分たちが高めるとともに、仲間や引いては地域にまで防災の輪を広げられるように活動をしています!